賃貸物件の広告
本来、賃貸仲介の不動産会社の使命は、お客様により多くの不動産情報を提供するところにあると思っている。
企業により、お客様の人生を左右する住まいをコンサルティングする職業とか、賃貸を借りるうえで必須の賃貸借契約を締結する職種とか、意見は様々あっていいし、それぞれ思いが違うのは当たり前だと思う。
しかし、近年のお部屋探しユーザーは確実に「好きな時間に」「インターネットで」「好きな方法で」部屋を探すことを好む人が多い。
だから、より多くの不動産情報を「より速く、より正確に、より細かく」提供できる事がユーザーに必要とされる最低条件と私は考えている。
その中で、ユーザーに成功体験を積んでいただく事が、ユーザーと不動産会社の信頼関係になり、選ばれるきっかけになる事は間違いない。昔のように問い合わせたら、その物件は無かったなんてガッカリ体験から信頼関係を築くことは難しい時代に突入している。
では、ユーザーに成功体験をしていただくために、賃貸仲介会社はどのくらいの苦労と費用がかかっているのか書きたいと思う。
当社では、約1万件の物件情報を随時ユーザーに提供している。そしてその情報を1週間おきにクリーニング(空室確認)している。もちろん、確認できなかった物件は情報更新せずに情報公開を落とす仕組みだ。
この作業にどのくらいのコストがかかるのか。当社ではwebの担当者が12名必要である。コストで言えば人件費だけで毎月300万円前後がこの費用に充てられている。

簡単に言えば1000件の物件情報を提供、更新するために30万円の人件費がかかるという事だ。写真撮影、入力まで考えると更に多くの人件費がかかるのは間違いない。
このくらいしなければユーザーに 「より速く、より正確に、より細かく」物件情報を提供することが出来ないのが今の不動産賃貸業界だ。
逆にコストをかけていない不動産会社は、ユーザーに正しい不動産情報を提供することなんて出来ないはずだってことだ。
では、どのようにして広告を回しているのか、その方法は次回書きたいと思う。
何はともあれ、「正しいことを正しくする」それが私たちネクストライフ魂として社員に根付いていることを誇りに思う。
もう一つ当社では絶対に自社で行わないことがある。他業者の無物を指す行為だ。これこそ無駄でしかない。
自らが真面目にやっているから他者の不正行為は許さない。その行為でユーザーのメリットになるような事は何もない。重要なのは真面目に広告を掲載している不動産会社が勝てる仕組みにする必要があるという事だと思う。
当社では、さらに先に進めていて、新たにペット可問題に取り組んでいる。ペット可って、何のペットが飼育できるのか記載を義務付けられている広告媒体がない。
猫を飼っているユーザーは、猫が飼えるか聞くために問い合わせする。犬を飼っているユーザーは犬が何匹飼えるのか問い合わせする。
当社ではこの解決に取り組んでいる。下記のように何が飼えるのか、どのサイズまで飼えるのか、確認して記載を進めている。

もういい加減、この業界も変化しなくてはならない。
ぜひ、不動産情報に対する姿勢を不動産情報サイト事業者連絡協議会(SRC)に手動して貰いたい。